総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜






『オラァ!』


『くたばれぇッ!!』


(――――!)



溢れ返る怒号と打撃音。


地面に沈められた、たくさんの人間。


そして、その中で拳を振るい続ける――【悪鬼】と【羅刹】の姿だった。



(私達が、[裂空]を潰した日……!)



……忘れもしない、忌まわしい記憶。


東を病院送りにした奴らを探していた時、当時の[裂空]の奴らが恐喝をしているのを見つけて…ほとんど鬱憤晴らしのように、彼らの組織を潰したのだ。


……そう考えた瞬間、私の胸が音を立てて軋むのを感じた。


不安を煽るように、心臓が大きな音で鳴りはじめる。