『東ー、マイク持ってきたぞ』 「おぅ、飛鳥か。……っつーか、お前のラリアットまだ効いてるんだけど」 『そうか?…まぁ苦行だと思って耐えてくれよ』 「くそっ…悔しい……!」 『……いやまぁ、俺も総長だし。そんなに簡単に負けれねぇよ』 男口調で言いながら、悔しそうにこちらを睨み付ける東に向かって笑いかける。 そして、 《チッ、まぁいい。 ……おいお前ら、重要な連絡だ。耳の穴かっぽじってよーく聞け!》 始まった東の連絡に耳を傾けた私は すぐ、気付かされる事になった。