(友達を殴るって…想像以上に胸糞悪いなぁ、コレ) 心の中でボヤきながら、起き上がったリョウを見て彼が無事である事を確認。 思わず安堵のため息を漏らしたその時―― 「てめっ…リョウをよくも!」 視界の隅で、怒りに燃えた睦月がこちらに走ってくるのが見えた。