『………ん?』 その視線の意味が分からず、思わず首を傾げると 「飛鳥、アレだよアレ!アレの席を決めてるの!」 呆れたような表情で、黒板を指さす睦月。 私はその先へと視線を向け―― 『あぁ、成る程』 そこに書いてあったバスの座席表を見て、事態を把握した。