私は東に大きく頷くと、素直に礼を言おうとして――…



「……それにしてもお前、足……細くて綺麗なんだな。

あんだけ強いんだから、てっきり太いと思ってたよ」


『……………あ゛?』



なんだか、聞き捨てならない事を言われた気がする。


眼光を鋭くしながら東の方に向き直ると、東は――…



耳まで赤く染めながら、俯いていた。