「♪いつもつれなくてムッとした顔しているけれど


その仮面に隠した情熱は本物


清廉で不義を嫌い、誰よりもまっすぐに生きてたね


私は知ってるよ


たとえあなたがまた突き放そうとも


聞こえてるかな、私の気持ち


届いてるといいな、今は星になってしまったあなたへ


伝えたかったありがとう


言えなかったごめんなさい


他にも言いたいことはたくさんあるのに叶わない


だからせめて見守っていて


私が前へ進めるように


今までのことはきっと忘れないよ


本当にあなたが大切だったから」


私の歌声と左近様が奏でる琵琶の音色は、風に乗って美しい夜空の彼方に溶けていった。