「乗ってくれてありがと。」

「いえ…。」

「送る前にコンビニに行っていい?」

「あ、先に送ってほしいかも、雨で濡れちゃったから早く着替えたい!」

正直寒くて仕方がなかった。

「…。」

「先輩?」

「あ、ちょっとごめん。」

そういって先輩は私がいる助手席の前の何かを漁っていた。

近いな…、私は苦笑して答えるしか無かった。

「大丈夫です。私退きましょうか?」

「大丈夫!」

そう先輩がいった瞬間助手席の背もたれが急に倒された。

「うわっ間違えた。」

私は背もたれにすがっていたので、寝転んでいる状態になった。

「あの…。」

「あーごめんね。」

そういって先輩は、私の両手を掴んだ。

「あの先輩?」

私は、何が何だか分からなかった。

「ちょっと黙ってて。」

そういって両手を頭の上に上げさせ片手で掴みながら、私のいる助手席にきた。

先輩は私に乗っている状態になり、私は動けなくて怖くなった。

「先輩…どいてっ。」

「無理。」

そういって先輩は急にキスをしてきた。

私は顔を横に向けたり、嫌がったが顎を捕まれ顔すら動けなくなった。

最初は普通のキスだったのにいきなり舌を入れられ気持ちわるくて先輩の舌を噛んだ。

「いてぇ…。」

先輩はそういいながらベルトを外してズボンと下着を下ろした。

「私は…帰りたい。」

私は怖くて仕方がなかった。

男性のモノを見たのも初めてだし、先輩がソレを出した瞬間何をされるのか理解した。