「あれぇ…?祐介?」



後ろから声が聞こえた。



俺は後ろを向いた。


なんだ…この前の女か。


この前の女とは



この前人数合わせで遊びに行った時にいた女の事。



俺が落ち込んでるとも知らずにこの前の女は俺の横に座った。



「どおしたの?」



「何でもねぇよ…」



そう冷たく言い放したけど、


この前の女は


めげずに、


「今度敦美(アツミ)と遊ばない?」


この前の女は敦美って言うんだ。


まぁどおせ暇だし、


「いいよ」


「じゃぁ、明日わ?」


「いいよ…」


なんも考えずに答える。



「やったぁ♪じゃぁ、夜電話するね♪」



そういってどこかに行ってしまった。



何やってんだろ俺。