「先輩なんか良いことでもあったんですか?」




「へっ?…なんで?」




あたしたちは並んで図書室へと歩き出した。



なんでそんなこと思ったんだろう?




「なんか直感で思いました」



ニコッと笑う三田村君。



「そ、そっか…」



三田村君は私の顔を不思議そうに見た。



「先輩、明日遊んで下さい」



明日か、明日!?


「ごめん、明日は先約があるんだ」