先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】

「どこ行くんですか??」



先輩は俺をよけ、ドアの方に歩いていった。



「図書室に帰るの。当番でしょ」



そう言うと出ていってしまった。



「あっ、先輩、待ってください」



俺は先輩を追いかけた。



「早く行くよ」



「先輩??さっきは本当にスミマセンでした」



先輩の顔を伺うように言った。



「もういいよ。もうしないでよね。それと、さっきのは違うって言っといてね」



そう言うと機嫌がよくなった。