「こんな持ってたら危ないよ」



あたしの手にあった本は全部なくなり佐々木先輩が持ってくれた。



……。



「佐々木先輩?どうしてここに?」



そしたら先輩はケロッとした顔で



「職員室に用事があったんだけど、木葉ちゃんが大変そうだったから」



と言った。



「ありがとうございます」



先輩優しいなぁ。



「いいよー。女の子がこんな重いもったらダメだよ」



ニコッと笑いながらあたしに微笑んだ。