そこにあったのは分厚い本が20冊。



まぢかー!



これを持っていくのか…。



「あっ、はい。大丈夫です」



あたしは先生に苦笑いしながら言った。



「良かった。じゃぁ、よろしくな」



そう言ってあたしの手に本を乗せた。



…………………………………。



おっ、重い。



重すぎる。



あたしは職員室を出て教室を出た。



前が見えないー。危ない〜。



手がちぎれそうだぁぁ。



とその時、あたしの前に誰かが立ち、ひょいっと本を持ってくれた。