「別に…」



そう言うと俺に背を向けた。



「木葉ちゃんが決めること、俺には待つことしか出来ない」


そう言うと裏庭から出ていってしまった。



先輩が行ってしまった後、俺は図書室へと向かった。



最終的に決めるのは木葉先輩。


俺たちには待つことしか出来ない?



それは違うだろ。


少しでも好きになってもらえるように頑張るのが先だろ。



俺はそう思い図書室に向かっている。