「ホントだ」


そういいながら足を隠そうとしたとき、



ギュッ


三田村君があたしを抱き締めた。


「先輩、あいつなんかやめて、俺にしなよ。絶対守るから」


えっ?



何を言ってるの?



「俺、先輩が好き」



えっ?


ドキ


ホントなの?


「だから考えといて」


そう言うと立ち上がり空き教室から出ていってしまった。