「えっ?どこ行ったか分かりますか?」



俺は美織先輩に聞いてみた。



「えっー?分かんないけど、なんかキョロキョロしてそのあとあった!って感じで走ってた気がする。あっちに」



そう言うと美織先輩は指をさした。



そっちの方を見るとりんご飴の文字が見えた。




りんご飴買いに行ったのかなぁ。



「すみません、彼女探しに行ってきます」


俺はそう言うとりんご飴の方に向きを変えた。



「彼女誰かに取られんなよー(笑)」



先輩が笑いながら言った。


「分かりましたー!」



そう言うと俺はりんご飴の屋台へと走った。