誰だろう?


あたしはキョトンとしながらその子を見た。


「あたしの事しませんよね。すみません」



そう言うと向こうから誰かが走ってきた。



「向こうにいちご飴あったぞ」



走ってきた人物とは



「三田村君」



だった。


また女の子といたんだ。



この前の遊園地のことを思い出してしまう。



「いつも幼なじみがお世話になってます」


そいうと三田村君の隣にいた女の子が三田村君にお辞儀させた。



幼なじみだったんだ。



「ちょっと、陽向!やめろよ!」