「はーい!!」


あたしは玄関に急いで走った。



ガチャッ


「ごめん、少し早かったかも…」



時計は約束の5分前をさしていた。



別に5分くらい早くてもいいのに。



「あたしも早く来ないかなー…って思ってたよ」


「なら、良かったよ♪行こっか♪」



あたし達はあたしの家を出てあるきだした。



今日の秀太先輩の格好は甚平。



いつもに増して色気が出ててかっこいい。



ってなにこんなこと思ってるんだ、あたし。



「先輩?」



先輩はあたしの方を見た。



「何?」


先輩の顔赤くない?



「いやー、甚平似合ってるよ♪」