「……」


はっー…。


その時、


ガタンっ…。


何か音がした。



俺は音をした方を見た。



俺はその人を見て拍子抜けした。



「なんだよ、お前か…」


ポニーテールにした髪を揺らしながら俺の方にそいつは近づいて来た。



「なんだよって失礼ねぇ!!この幼馴染み様が来てあげたのに♪」



俺の幼馴染みの中村陽向(ナカムラヒナタ)は偉そうに俺の隣に座った。



「別に来てなんて言ってねぇじゃん…」



なんでこいつに今会わなきゃ行けねぇんだよ。



はぁ。



こいつに会ったらなんか悲しみに浸る気にならなくなったわ。