先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】

でも先輩は見逃さなかった。



三田村君の顔も赤くなっている事に。



「先輩、どうしたの?」



あたしは話題を変えるために先輩に話しかけた。


「えっ…、あっ、あぁ。今日木葉が当番って言ったから来ちゃった♪」



先輩は呑気に答えた。


よかった。



先輩にはばれてないみたい。



「来てくれてありがとー♪」



なにもないけどね(笑)



「誰も読みに来てないのー?」



今図書室にはあたしと先輩と三田村君しかいない。



その時


「二人とも付き合ってんの?」



三田村君が言った。