先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】

三田村君があたしに近づいてきた。



「大丈夫。あたし一人で出来るよ♪」



それでも三田村君があたしの方を心配しながら見ている。



「いや、でも…」



その時あたしはバランスを崩した。



「うわっ!?」



「ちょっ!?」



バサッ


本たちは見事転がってしまった。



本に夢中になっていたあたしたちもバランスを崩し、床に倒れてしまった。



「いった…」



あたしは上を見た。



三田村君があたしの上に乗っている状態になっていた。