先輩と後輩クン〜貴方わどっちを選ぶ?〜【完】

「まさか木葉に彼氏がねぇー♪」



ニヤニヤしながらあたしの方を向いた。



「意外?」



「いや、そうじゃないけどさ、まさかあの佐々木先輩だなんて」



さっきからまやりそれしか言ってないよ(笑)



あたしはなんとなく時計を見た。



ヤバい、図書当番の時間に遅れる!!



「ごめん、まやり!!あたし図書当番だったから行くね!!」



あたしは教室から飛び出した。



早くしなきゃ!!



階段を走りかける。



ガラッ



あたしは勢いよく図書室のドアを開けた。