ヤンキー王子とラブレッスン③【完】

北東棟の中で行われていることを気にするそぶりも見せず、玲央くんはゆっくり空を見あげた。


「煌が熱くなるのは、なにもキミに対してだけじゃない。
いちいち止めていたら、キリがない」


「……えっ!?」


「それは、陽翔にも愛斗にも言えることだ」


玲央くんは遠くに瞳を向け、緩やかに息を吐き出した。


「ボクとしては、たまにアイツ等がうらやましくなる」


……えっと……。


なんだろ、この余裕……。