くつくつと笑う声に、恥ずかしくてたまらなくなった。


だから……。


「そうだけど……。
もう……。
意地悪しないで……」


目をギュッと固くつむって、小さな抗議の声をあげたら……。


「それは、無理」


さっきよりもキツく……ギュッと胸深く抱きしめられた。


「ようやく手に入れた可愛い姫なら、いじめたくなるのが男だろ?」