ヤンキー王子とラブレッスン③【完】

「心優なら、のぞみ以上に、大泣きだろうな」


そんな風に……。


耳にキスができちゃうくらいに近くで、甘く意地悪く、クスクスっと笑われても……。


「あの……。
五十嵐くん……。
なんか勘違いしてるかもしれないけど……」


「ん?」


「あたし……。
こういうの、全然平気だよ?」


あたしは係りのお姉さんに、手首に付けられたフリーパスを見せながら、五十嵐くんを振り返った。