ヤンキー王子とラブレッスン③【完】

それまで優雅な音色と、楽しそうな談笑、加えて、あたし達に気づいた人達のひそひそ話で溢れていた会場は、不気味な静寂に包まれた。


一瞬、時が止まったかのような、そんな錯覚すら覚える異様な静けさ。


そんなホールの雰囲気が気になって、埋めていた五十嵐くんの首筋から、チラッと顔をあげると……。


ホールや、その向こうで軽食を楽しんでいるみんなの、呆気にとられた顔が瞳に映った。


うっわぁ……。


引いてる。


思いっきり、引いてる!!