ヤンキー王子とラブレッスン③【完】

その後ろ姿は……全身から炎が燃え上がっているようで……。


その激しさに、あたしは思わず息をのんだ。


みんなが楓ちゃんを疑っても……。


自分は、全く疑わない五十嵐くんは……すごい。


さっきまでの空気が一瞬で変わって、あたしが視線を足元に落としたとき……。


「そうは、言ってもさ。
仕方ないじゃん?
実際、証拠は揃っちゃってるわけだし」


軽くてヘラヘラっとした、天池くんの声が聞こえた。