明日は晴れるかな

『ただいま──』

「お帰り。柚季ちゃん☆今日はテストの結果が帰って来たんでしょ??」

『う..うん;;』
いつもは家に居ないお母さん。でもいつもテストの結果が来るときは家にいる。
「見せて??」

『うン。』
私は80位という最低な結果をお母さんに渡した。

なんて言われるんだろう.....怖くて仕方なかった。


「80位って.....」

「柚季ちゃん!!あなたちゃんとテスト勉強したの??」

『したょ。』
ちゃんとした。
でも...分からなかった...
「こんな結果....柚季ちゃん!!あなたは●●高校に行くのよ??なのに..80位なんて。お母さんをガッカリさせないで!!!!」

このとき..私の中で何かが切れたんだ────

『ガッカリって何??私だって一生懸命勉強したんだよ!!?それでも分かんなかったの!!』

「分かんなかったら分かるまで調べなさいって言ってるじゃないの!!」

『いいじゃない!!そんな問題分かんなくても生きていけるよ!!!』

「そうね。でも,先生にはなれないわ。」

『なれなくてもいいよ。』
「え??柚季ちゃん!!今なれなくていいって...」

『言ったよ。正確に言うと,なりたくない!!』

「どうして??」

『私には自分で決めた夢があるもん!!なんで他の人に夢を決められないといけないの??おかしいよ。そんなのおかしい!!』

「柚季...」
バシッ
「出て行きなさい!あなたみたいにできの悪い子はいらないわ!!」

『ッ...出て行くわよ!!最低。』