進めたとこまでは、良しとしよう。 だが、この先に道標がないのなら、やはりここは外れだろう。 道標がないにしても、肝心の館もないのなら、引き返すほかない。 ルナは回れ右をした。後ろのゲルブも、それに倣う。 「ルナ、何してるのよー?」 ティカが、倒木をくぐった先の草の上で。 何、って引き返そうとしてるんだよ。 「ここには、道標も館もないよ!」 「何言ってんのよーー!?」 ないものは、ないんですってば。