振り向く。 「イヴァン!?」 ルナが、驚いたような、でも警戒した声で。 赤髪を後ろでひっつめて結んだ、目の鋭い少年。間違って人間になってしまった狼のような雰囲気の彼。 「久しぶりー」 ルナの言葉に、イヴァンはニッと笑い、こっちに向かって歩み寄ってくる。 「何してたのよ、このバカッ」 ティカはイヴァンを睨んだ。 「あぁ、そのこと。話したいのはやまやまなんだが、今度にしよう。長ずぎて、ゆっくり話してやる時間がねぇんだ」 ? 時間?