「うーん、透遁よりかは簡単だと思うよ」 まだ、十二歳のティカとルナが、丘の上で喋っている。 もう暗いんだから、早く谷に戻ればいいのに。 十六歳のルナは、過去の二人をにらみつけた。 「ね、やってみてよ」 ティカが言った。 「いいよ」 幼いルナが、メダルを握りしめ、呪文を唱える。