—こう見えて私、カナヅチなんだけど。 ルナのファーストキスを奪った、あの晩。ルナはそう言っていたっけ。 そのとき。 ルナの動きが止まった。 ゆっくり、落ちて行く—。 何も考えずに、ゲルブは門をくぐった。 ルナの所まで泳ぎ、彼女を抱き抱える。 あの巨木を目指せばいいんだよな。 …。 ……。