サールのことが好きなんだって打ち明けてくれた日は大雨で。



 一緒に星を眺めた夏の日。




 サールの好きな子がルナだと知って泣いてたティカ。





 雪合戦のあと、三人そろって風邪ひいて、笑い合った一年前の冬。




 もう、一年も経つんだね。




 ティカが花粉症のサールに薬を調合して、サールを殺しかけた春。



 その半年後だったよね、皆が死んだのは。








「…うん。それは何となく、わかる気がするよ」