「ただいまぁー!!」

とかゆーて教室に入った瞬間
クラスメートが食い掛かるように
質問攻め...

「飛鳥!!あんた生田先輩とどーゆー関係やねん!?」

「...幼馴染やけど」

「やからって、あんな一緒におれる!?」

これやから困んねん...
慧ちゃんモテるから色んな人から
恨み買うねん
困るんウチやねん!!!

「何なん?慧ちゃんのコト、好きなん?」

「えっ...あの、別に...」

「そーゆーのうっといから、慧ちゃんアンタみたいなんに興味無いから慧ちゃに閨わらんといてくらん?」

あ、ちょい言ぃ過ぎたかも...
けど、慧ちゃんに言えゆわれてるからしゃーない

「ゴメン、けどな、慧ちゃんはあんたのやないから...お願いやけん近寄らんで?」

「なんやねんそれ!!アタシ諦めんし!!飛鳥何か大っ嫌い!!」

...あ、席座った...

って、おいおいおぉーい!!
ウチ謝りましたよー!?
嫌い?なんでやねぇーん!!
ウチかてアンタんコトなんか嫌いやわボケ!!
いや、ボケは言いすぎか?

「飛鳥!!」

「あぁっ!?」

やばっ、機嫌悪ぅて威嚇してしもた

「あははっ!!何?何かあったん?」

「あ、珠里奈ちゃん!!」

この人は、バレー部を引退したばっかの
3年生、つまり先輩の
五藤 珠里奈(ごとう じゅりな)
ウチはちゃん付けで仲良くしてもらってる

「それがさ!!」

あぁ、アカン!喋りだしたら止まらへん!!
ウチは珠里奈ちゃんに今のことを
全部話した

「あははっ!!飛鳥アホやなぁ!!」

「アホちゃうわ!!」

「けど、飛鳥は生田のこと好きちゃうんやろ?」

「まぁ、慧ちゃんは幼馴染やし...好きっていっても兄貴みたいな感じやもん」

ウチ、好きな人とか
わからへんしなぁ...

「珠里奈ちゃんは彼氏いてたよなぁ?」

「あぁ、うん!!イケメンやで!!」

えぇなぁー...
羨ましい!!

「ウチも彼氏欲しいぃぃー!!!」

「あははっ!ドンマイ!」

それだけ残して珠里奈ちゃんは自分の教室に帰ってった