「今年は雪が凄いね」

空を見上げて、雪がチラチラ
降ってくるのをただ静かに
眺めていた結乃。


季節は冬になりクリスマスが
近づいていた。


「結乃、鼻赤いけど…」


海斗に鼻をパチンと叩かれて
赤い鼻が余計に赤くなっていく。

恵と海斗と遊ぶ予定が恵の
ドタキャンで2人きりで遊ぶ事になった。

「もうすぐクリスマスだね」


「あぁ、俺たち寂しいな」


「そうだね!余り物だよね!」

恋人たちのクリスマスも
今じゃ憎いもの。

結乃と海斗は寂しく2人で
街へ出ていく。