お家に帰って一番最初に見た両親の顔。



言いたくて言いたくてウズウズしちゃったけど、グッとこらえて部屋に戻った。



“報告はふたりでしよう”



アツの言葉をちゃんと守る。



だって私は・・・



「きゃ〜〜っどうしよ〜!プロポーズされちゃった!!アツの奥さんになるんだよ!?結婚するんだよ!?ど〜しよ〜!!」



ベッドでひとり悶える私。



現実なのか、そうでないのか



全然実感がわかなくて。



昨日までとはまた違う私。



「アツ・・・アツっ・・・ア〜ツ〜!!・・・倉橋小南。うわっヤバイ!!照れるっ!!きゃ〜っ」



眠れないっ!今夜絶対眠れないっ!!



こんな夜は必ずある人物に電話する。



プルル・・・プルル・・・プルル



『もしもし』


「有美〜っ聞いてーっ!!」




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