「アツ・・・キスもして欲しい」 体を少し離すと、アツはすぐにキスをくれた。 ただ唇を重ねて、優しさだけを伝えてくれるキス。 もっと触れて欲しくて、もっとアツを感じたくて。 「ねぇアツ・・・して?」 一瞬、驚いたように目を見開いた後、アツはまたオデコにそっとキスをした。 「今日はダメだ。週末、家来いよ?」 下にはゆうくんがいるし、お父さんだって帰って来ちゃうかもしれない。 分かってるけど、今欲しい。 「お願い」 .