クン・・・クンクン。



アツが帰ってきたら、エッチなDVDを突きつけて、お説教してやろうと思っていたのに、マズイ現場を見られたのは私で。



しかも、なぜかアツからはものすごく甘い香りが漂っていて・・・。



・・・クンクン。



「これ・・・なんの匂い?」



アツのスーツに鼻を近づける。



「匂い?」



アツも自分の腕の匂いを嗅いで首をかしげる。



これって明らかに・・・香水の匂いだよね?



しかも、女物?



「アツ・・・どこ行ってたの?」



気まずそうに目を反らしたアツ。



そして信じられない単語。



「・・・キャバクラ?」




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