あーっ!!腹立ってきた!!
テーブルの上に置いてあった携帯を発信させる。
プルル・・・プルル・・・
『もしもし』
「有美聞いてーっ!!」
久しぶりの電話なのに、最初からエキサイティングする私。
有美は電話の向こうで笑いながら、なぜかアツの肩を持つ。
『コナンそんなんで怒ってんの〜?てか、エッチなDVDくらい普通観るでしょ?』
そりゃ、女の私だって多少なりとも興味はある。
・・・訂正。
おおいに興味ある。
だけどさっ!!
「私がいるんだから、こんなの観なくたっていいじゃん!!」
『でもソレとコレとは別もんって言うじゃない?』
「アツ・・・溜まってんのかな?」
『ははははは。ちょ、コナン本気でお腹痛いって!!』
「そんなに笑わないでよ〜」
『ごめん、ごめん。ねぇ、最後にしたのいつ?』
ごめんとか言ってるわりに、有美の声は明らかに笑いを含んでいる。
「・・・2週間前」
先週は私が生理で出来なかったんだよね。
『くくくっ。そりゃ溜まるわ。ははははは』
「もう笑いすぎだってば〜」
アツがコレを再生している姿が想像出来ない。
『ちょっと観てみなよ?倉橋・・・巨乳・・・あははははっ!!』
ダメだ・・・。
完全におもしろがってるよ。
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