【続】私は彼氏がキライです!?




いつの間にか眠っていて、アツに起こされた時にはもう間もなく新神戸に到着するというアナウンスが車内に流れた。



ついに来てしまった!!



荷物を下ろして降りる準備をするアツの顔をじっと見つめた。



「そんな不安そうな顔すんなよ。大丈夫だから」



乱暴に私の髪を乱した後・・・



オデコにそっとキス。



アツらしからぬ行動にビックリして自分でも目がまん丸くなっているのが分かった。



「ちょっ・・・」



「何だよ?」



シレっとした顔をして上着を羽織ったアツ。



「・・・ありがとう」



アツの唇が触れたオデコを撫でてみる。



一瞬のキスでたくさんの勇気が貰えたような気がした。




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