恋景色 ~真っ赤な嘘と林檎と誕生日~

「これがあたしからお兄ちゃんへの誕生日プレゼントだよ♪」


「え…?」


「だーかーらー、お兄ちゃんの好きな女のコを連れてきてあげたじゃん♪」


「ま、真子、なんで俺の好きなコのことをっ」

ほっぺたを真っ赤にして思いっきし焦りまくっている七森くん。


「だって、2年前からずっと、お兄ちゃんの机の上に由妃センパイとのツーショット写真が飾ってんじゃん♪」


「あっ!!」


「あの写真、たしか小6のお別れ遠足のときの写真だって言ってたよね♪」


「…!」

“七森くんも、あのときの写真をまだ持っていたなんて……あたしと一緒だ♪”


「さっき転んで助けてもらったとき、由妃センパイの顔を見て、あたし、すぐに分かちゃったもんね♪ “あ、このヒトがお兄ちゃんの好きな女のヒトなんだな”って♪」