「食べるところがほとんどないかも……」
「ガーン…」
「“ガーン”って…。もし、将来カレシができて、こんなリンゴ出しちゃった日にゃあ、カレシ、ドン引きしちゃうと思うよ……」
「そこまで言うなら、由妃センパイ、お手本を見せてよ」
「いいよ♪」
あたしはここでしくじったらセンパイのコケンにかかわると思って、慎重にゆっくりめのスピードでリンゴの皮をむいた。
やがて……。
「さっすが!」
途中で一度も皮を切らないで、最後まで綺麗にむいたあたしに、真子ちゃんは素直に感動しているみたい。
「だってセンパイだもん♪」
「じゃあ、一緒に食べよ、食べよ♪」
「うん♪」
あたしはリンゴを四等分すると、お皿に乗せてフォークで突き刺した。
「いただきまァ~す♪ サクッ」
「あーーーーっ!!」


