私、幼なじみが好きなんです。



―――

放課後


「藤原くうん一緒帰らなあい?」


教室に女子達の甘ったるい声。


むっ、またそうちゃんモテてるし!


そうちゃんは無視し、教科書を鞄に入れている。

少しホッとしてる。


「なーに安心してんだ」


誰かが私の頭を叩いた。