「おめでとう、受かったぞ」 先生は笑顔で私に言い放つ。 受かった。高校が。 やった良かった! 私に安堵感が広がった。 「この調子で希望の高校にも通れよ!」 先生は笑顔で私の肩をポンッと叩く。 「はい」と私も笑顔で答える。 そう。今回受かったのは滑り止めの高校で、本番はこれから。 私が目指すのはそうちゃんと同じ高校!