「そうちゃぁあん」
私は嬉しさのあまり、そうちゃんに飛び付く。


そうちゃんの顔を見ると、驚いた顔をしていた。


「…花梨、お前冷たい」


「うん、だから暖めて」


私は抱き締める強さを、更に強くする。