「足りない…」 そうちゃんは、そう呟くと、何度もちゅっちゅっと音を立てて私にキスした。 「…ちょっと私の事忘れないでよ…」 坂元さんがいたんだった! 坂元さんは複雑そうな表情で、 「私、本当は四人で遊びに行った後振られてたの。しつこくしてただけごめんなさい。お幸せに」 と逃げるように帰って行った。 「ね…もう堂々と言っていいよね?そうちゃん大好き」 私はそうちゃんをぎゅっと力強く抱き締める。