私、幼なじみが好きなんです。



「大紀お待たせ」


いつもの私服より少し気合いをいれている格好。

ワンピースにベルトがついている。

今日は大紀とデート。


「おう…つか可愛すぎ…」

照れて言う大紀に、思わず笑みが零れる。

大紀、私服も格好いいなあ。

女の人、大紀ちらちら見てるし。今気づいた。

大紀ってかっこいいんだ。背高いし…。



「じゃあ行くか」


大紀は私に手を差し出す。そして、私はその手を握る。

もう、それが当たり前になってきた。

友達だった大紀が彼氏かぁ。