そうちゃんは一瞬黙り込み、こう言った。 「夏休みの課題するぞ…」 「えーやだ」 そうちゃんは、自分の筆箱を出し準備万端の様子。 「お前泣くだろ… だから、俺がいる内に少しでも終わらせとけ」 私は、ほっぺを膨らませて、渋々カバンから課題と筆箱を出した。 それから、そうちゃんと課題を一緒にして 前に戻ったみたいだったけど、 私の心はどこかちくちくして、スッキリしなかった。 気づかない振り…。