そうちゃんは怪訝な顔をして私を見る。 「付き合ってない」 「嘘!?」 え?付き合って無いの!? でもあの時…。 私はそうちゃんと坂元さんがキスしていたのを思い出す。 「…何で付き合ってると思うんだ」 「キスしてたから…」 そうちゃんは不思議そうにすると、いつ?と聞いた。 「…」 私が泣いた日って言っても分かるかな。 分からないよね。そうちゃんが私のことで覚えてるわけないもん。