あれから、

今日が最後の一学期だった。明日からは夏休み。


大紀と付き合ってから、そうちゃんとは全く喋らなくなった。


だけどいいんだ。私は大紀の彼女だから。


そうちゃんにも、坂元さんがいるんだから…。

私とは登下校しなくていいと思ったから、時間をずらして行った。





「ただいまー」


私は家のドアを開け、靴を脱ぐ。


あれ…、家のじゃない靴がある。