そうちゃんをちらっと見ても、そうちゃんは表情を変えていない。
「やった、ありがと柳原さん」
この前とは打って変わって、にっこり笑う美少女の坂元さん。
うわー、三人とか絶対気まずいよ!!!
「じゃーな、花梨、想汰」
もうね、本当大紀が神様に見えた瞬間だったよ本当に!
片手を上げて、ばいばいと言う大紀の手を掴み
「大紀今から暇!??」とぶんぶんと握った手を振り回す。
えー、うん、まあ。と困惑気味の大紀にじゃあ一緒に遊ぼうと無理矢理連行した。
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数分前の出来事を思い出し、苦笑いを漏らす。

![俺様なんてありえないッ![完]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.778/img/book/genre1.png)
